いっこう的こころ
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いっこう的こころ
「What is this?」
2013-05-20
アメリカの写真家チュニックの作品。彼は様々な国の65ヶ所以上もの場所でこのようなインスタレーションを行い写真作品を制作している。モデルは無償で参加している。もちろん日本では撮影していない。ちなみに逮捕歴5回だそうだ。
「天才でごめんなさい」会田誠展
2012-11-13
今度の土曜日から森美術館で、会田の展覧会が始まる。彼は奈良美智や草間彌生と並び称される「新ジャポニズム」の一人だ。作風は変化に富み、社会通念に対するアンチテーゼが彼の持ち味だ。
《滝の絵》419×252cmアクリル
「For The Love Of God」
2012-07-02
7月号の「美術手帳」の表紙を飾るのは、 ダミアン・ハーストが制作したダイヤモンドをちりばめたプラチナ製の頭蓋骨だ。 18世紀のヨーロッパ人男性の頭蓋骨をかたどったものだが、歯は本物を使用している。額中心部に付いたピンクダイヤモンドを含めて、8601個のダイヤモンドがあしらわれている。この作品は5年前に、38億円で落札されている。
ハーストは、切り刻んだり、ホルマリン漬けにした動物を用いた作品などで、知名度を上げ、オークションでの販売価格は現在活躍中の芸術家の中では最も高い値を付けている。彼はこの作品について「メキシコのアステカ文明の遺物に、創造力をかき立てられた。」というが「真の芸術作品というよりも芸術を題材に悪ふざけしたもの」という指摘もある。
ちなみに、今年出された「芸術家長者番付」の1位は、ダミアン・ハーストだ。およそ760億円。6位には村上隆がランクインしている。ハーストの1/10の76億円らしい。
石田徹也
2012-06-13
「僕が世の中を見回すとき頼りにする感覚は、人や社会の痛み、苦しみ、不安感、孤独などで、そういったものを自画像の中で消化し、独自の絵画を見せたい」石田徹也
彼は2005年に踏切事故?で亡くなるまで180点余りの作品を残した。彼は自分の作品のオリジナリティに対し、誰かの影響ではないかという事を自問自答していたという。だが誰もが誰かの影響を受けながら自分の世界を持っているはずだ。誰の影響も受けない個人など存在しない。しかし彼は30を過ぎたある日、新たな境地に脱皮出来ない自分に失望し、人生の踏切の前に立っていたのではないか…。
p.s.彼の作品は今も人気が絶えない。クリスティーズのオークションでは、1,200万円で落札されている。
女流画家「アレッサ モンクス」
2012-06-11
彼女の作品は、写真と見間違うほどのスーパーリアリスムである。スーパーリアリスムとは、60年代後半にポップアートが最盛期のアメリカで登場した。現代生活の日常に溢れる風物を撮った写真を利用して、モティーフに対する感情や思い入れを一切排除して描写するものだ。写真という新しい映像世界を、人間のテクニックによって絵画の世界に忠実に再現するので、フォト・リアリスムもしくはハイパー・リアリスムともいう。
しかし、彼女はほとんどが人物画で、ただリアルなのではなく描かれる人体が絵の中で生きているような生命感があり体温を感じるのだ。フィルタ(ガラス、ビニール、水と蒸気など)を通した体をゆがめる独特の手法を用いる。
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